Yahoo!自動タグ実装に伴うGoogle Analytics設定変更

Yahoo!自動タグがスポンサードサーチとYDNに実装されてしばらく経ちましたが、Google Analyticsの計測に一部影響があるので注意が必要です。


影響がある箇所はGoogle Analyticsの行動>サイトコンテンツ>ランディングページの個所です。


自動タグを実装することで、Google Analyticsに計測されるランディングページのURLに、Yahoo!が自動で発行したユーザーのクリック識別情報が紐づき、それがページとして計測されてしまいます。


つまり、ランディングページが仮に1つだとして、そこに異なるユーザー100人がYahoo!広告経由で訪れると、100個の異なるランディングページとしてレポートに集計されてしまいます。


日頃ランディングページの分析を行っていないのであれば気にする必要はないのですが、もし定期的に分析を行っているのであれば、パラメータ[yclid]を除外する設定をしておいた方がよいでしょう。以下、設定方法です。


■設定項目

管理>ビューの設定>除外するURLクエリパラメータ


■設定内容

yclid


なお、集計は上記設定後のデータから反映されるため、設定前のデータには影響を与えません。


また、1ドメインで複数アカウント運用している場合の設定を実装している場合、自動タグ用パラメータ[yclid]だけではなく、任意で設定した各アカウントの識別情報も紐づいてしまっているので同様の対応が必要です。


その場合、上記で設定した「除外するURLクエリパラメータの設定内容」に、任意で設定したパラメータ[●●●●]をカンマ[,]でつなげれば解決します。ちなみに、任意のパラメータですが、私はデフォルトの[prefix]としました。


■設定内容例

yclid,●●●●



最後に注意してほしいのですが、上記設定をしてしまうと、パラメータが計測できているか否かの検証はできなくなってしまうので、大元の「すべてのウェブサイトのデータ」ビューとは分けて新たにビューレポートを作成することをおすすめします。特に、スポンサードサーチで1ドメイン複数アカウント運用している場合の設定をした場合、媒体で設定したアカウント識別情報がちゃんと分かれて計測できているのかどうか検証する必要があると思うので。





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