アクセス解析ツールの直帰率の考え方


Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを使って流入チャネル毎の効果を計測する際に、やけに直帰率が高くてショックを受けることはないでしょうか。


特にランディングページ1枚ペラのキャンペーンページだったり、ディスプレイ広告中心の広告運用だったりすると直帰率は高くなりがちです。


ここで注意点ですが、アクセス解析ツールは、計測タグが貼られているページ間のアクセスデータを計測しています。つまり、前述したようなランディングページだけのキャンペーンページであれば、計測タグはランディングページにしか貼られていないので、理論的には直帰率は100%になるはずなのです。(外部リンクなどへのイベントトラッキング設定を行っている場合は別)


また、ディスプレイ広告中心の広告運用をしている場合、サイト全体直帰率を見るとどうしても単価が安くて流入数の多いディスプレイ広告のデータに寄ってしまいます。多くの場合ディスプレイ広告経由のユーザーは新規ユーザーの比率が多くなりがちなので、ランディングページのみの訪問で次ページに遷移しない確率の方が高くなります。このような場合、直帰率が90%を超えるのはよくあることです。


ただし、直帰率が高いといっても実際はユーザーはランディングページをじっくり読み込んでいる可能性もあります。ただ、それは数値としてアクセス解析ツールには上がってきません。このことは、直帰率だけでなく、ページ滞在時間や他の指標にも言えることです。


もしあなたが担当しているサイトの直帰率が高く、かつ、外部リンクへのクリック数も少ないのであれば、ヒートマップツールを導入することをおすすめします。


ヒートマップツールが導入されていれば、対象ページのどの位置まで何%のユーザーが読み込んでいるか、どの場所がクリックされているかなどが確認できるので、コンテンツの修正や外部リンクボタンの配置変更など改善すべき点を見つけやすくなるでしょう。





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