タグマネージャー別メリット・デメリット
以前もYahoo! Tag Manager(YTM)とGoogle Tag Manager(GtM)のどちらを使うべきかという記事を書いたことがありますが、今回は2019年3月時点でのメリットデメリットを書こうと思います。
■Yahoo! Tag Manager(YTM)
<メリット>
・めったに仕様が変更されないので操作が覚えやすい
・まず広告主に共有しないので、代理店からすると管理がシンプル(自分たちのルールで運用できる)
・タグの発火状況がほぼオンタイムで統計的に確認できる
・プログラミングの知識がなくても操作に大きな問題はない
・タグカタログが充実している(検証済みの各社タグ設定フォーマットが用意されている)
<デメリット>
・2018年のGoogleによるタグ仕様変更(gtagの出現)により、YTMにおけるGoogle広告用のタグ設定方法が複雑になった(広告主サイトのGoogle Analytics導入状況、トラッキングコードのバージョンによっても対応すべき内容が異なる)
・Yahoo!にアカウントを持っていないと使えない(最低出稿金額を設定して使わなくても問題ない)
・書籍やブログによる情報が少ない
■Google Tag Manager(GTM)
<メリット>
・誰でも無料で導入できる
・やろうと思えばいろいろなことができる
・プログラミングの知識があれば更にいろいろなことができる
・書籍やブログで情報が入手しやすい
<デメリット>
・機能が予告なく増えるので覚えるのが大変
・広告主も代理店も同じ管理画面を共有しているため、管理が難しい(共通の運用ルールを決めていないと、どの設定を誰がいつ何のために設定したのか判断するのが困難で時間がかかる)
・汎用性が高度な設定もできるが、担当者が会社を辞める際に引き継ぐのが大変、または引き継がないで辞められたら大変
というように、管理のしやすさではYTM、汎用性の高さではGTMといったところでしょうか。YTMを使う場合はgtagの考慮、GTMを使う場合は運用ルールの作成と共有を心掛けるようにしましょう。
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